人気ブログランキング | 話題のタグを見る

博士のシュールで妖しい世界へようこそ


by hiralin1951
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

アーティスト

アーティスト_a0093202_16515858.jpg


「これが自分だ」と言える表現をすることは、そんなにたやすいことではないよね。
みんな、何かしら気にしている。友達や世間体など、いわゆるまわりの目を。そんな中で正直に、ありのままの自分を見せることは恥ずかしいし、弱みを見せることにもなる。足を引っ張られずに無難に過ごそうと思えば、本来の自分は隠して、格好をつけたり曖昧なままにしておく。
でも表現者がそんなことやっていたら意味ないとは言わないまでも、人に何かを感じてもらうにはほど遠い。表現者は一糸まとわぬ裸の自分を見せなければ、相手の心に何かを感じてもらうことは難しい。例えて言えば、自分の内臓の奥の奥まで見せるような開き直りの感覚。女性で言えば、子宮の奥底までさらけ出すような。アーティストとはそういったものでしょう。そういったことで躊躇してたら、アーティストはつとまらない。
ありのままの愚かな部分も正直に出した時に、人は何かを感じてくれる。或る意味、露悪的と感じるくらいの感覚で。
そういった意味では「普通の人たち」からみればアーティストという人種は変人と映るのも致し方ないのかもしれない。


にほんブログ村 美術ブログへ←クリックお願いします。
by hiralin1951 | 2007-05-19 21:11 | アート